【はっぴぃのお話】vol.1:~頼れる人がいると、心がぐんと軽くなる~
はっぴぃがこの新石川の土地にできてから13年がたちました。
「何をしているところ?」と言われることが多いのですが、
実はスタッフもよくわかっていないことも多いのかもしれません。
この場で生まれたストーリーをインタビューして言語化するこの企画。
第1弾は3人のお子さんを持つSさんに、
利用されていた2015年当時のお話をうかがいました。
(ご本人とお子さんのプライバシーに配慮し、お名前は伏せさせていただいております)
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【はっぴぃのお話】 vol.1:~頼れる人がいると、心がぐんと軽くなる~
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古賀:Sさんと最初に会ったのって、いつでしたっけ?
S:たしか、2人めの子が1歳のときだから、8年前かな。
古賀:そうだそうだ!長いお付き合いになりますね~。そのときのことって覚えてますか?
S:2人めの子が身体が弱くて入退院を繰り返していたんですよ。それで仕事もあって認可保育園に通い続けるのも難しいかなぁて。仕事はやめられないし、どうしようかなと思っていたんです。
古賀:そうでしたよね。今ではすっかり元気な子ですが、赤ちゃんの頃は入院多かったですよね。
S:1週間保育園を休んで1週間また入院というようなサイクルになっていて、保育園通えないな~というときに、はっぴぃの一時預かりを利用しようと思ったんですよ。当時はパパも仕事が忙しくて家にいないことが多く、日中は2人の子をだいたい一人で見ていて、ちょっとやりきれないなと、気が滅入るときもあったんですよね。
古賀:いわゆるワンオペみたいな感じですね。 そのときのお気持ちとしてはっぴぃに何を求めていらっしゃったんですか?
S:人の手がほしかったんですよね。身内に預けられる状況でもないけど、誰かに頼りたくて。
人の手。大人の手ですね。一緒になって見守ってくれる人というか。
古賀:実際来てみてどうでした?
S:やっぱり気持ちが軽くなりましたね。こどもを見るときに、第3者の目があるっていうと違うじゃないですか。
古賀:うんうん。
S:あと、話せるっていうのもあるし。
古賀:保育園では他の保護者の方とは話をする機会がなかったんですか?
S:そうですね。うちの園ではなかったな。みんな時間に追われていて、情報収集の機会とか、たわいもないおしゃべりをする時間がなく、一人で抱えてる感はありましたね。
古賀:そうだったんですね。
S:ちょっと気になることがあっても相談する人もいないし。
古賀:私も親戚が遠くに住んでいる中で子育てしているので、その気持ちとてもよくわかります。
S:気持ちを素直に吐き出せる人がいる、愚痴が言える人がいるというのはいいですね。
古賀:当時、お子さんもかわいい盛りで、スタッフも一緒にお子さんの成長を楽しませていただいていたんですが、結果、気持ちが楽になられていたということでWinWinでしたね。笑
S:広場の預かりも利用させていただいて助かりました。
古賀:そうだそうだ、思い出してきました。どんな預かりができるかな~って一緒に考えましたよね。
S:こどもの体調が落ち着いてきたらお散歩も行ったほうがいいなって思って、お隣のここ・はっぴぃさんに預けるようになったんですよね。
古賀:そこはSさん、すごくお子さんにあわせて預け先を考えていらっしゃいましたよね。正直同じ親として、すごいなって思っていました。
S:その当時は藁をもつかむというか、どうにかして乗り切ろうと思っていて、なんとか仕事もやめずにすみました。
古賀:そんなときにはっぴぃがお役にたててよかったです!
最後に一つ、Sさんが子育てをしている中で大切にされてきたことってどんなことだったんですか?
S:そうですね。こどもとの関わりかたで迷ったとき、自分がこどもの立場だったらどう思うかなってことを大切にしてきました。こどもをこどもとして見るのではなくて、一人の人としてみたいじゃないですか〜
古賀:なるほど、一人の人としてみるってSさんらしい言葉ですね!
今日はお話を聞かせていただき本当にありがとうございました!