ピッピ・親子サポートネットの第19回定期総会を開催
5月27日、ピッピ・親子サポートネットの第19回定期総会を開催し、2022年度の活動を振り返るとともに、2023年度の活動方針を決定しました。
コロナ禍を経て、私たちの総会も、3年ぶりにリアル開催も可能となりました。
この間、雇用や経済への不安は広がり人々の価値観や暮らし方、働き方は変化し続け、その影響は現場にも現れています。今まさに変化を受け止めマネージメントする力が試されています、
2005年のピッピ保育園開設時より、働いていてもいなくても預かる一時保育という「窓」を通して、子育て家庭のニーズや保育園に求められる役割の変化をつぶさに感じてきました。
法人の創設から19年を経て、各所で事業の縮小、統合、再編を進める中で、昨年はアウトリーチ支援事業を再編し、ピッピヘルパーケア事業と移動支援事業をスタートさせました。必要とされながら、未だ、十分とは言えない「出向く支援」を豊かに広げ、長らく主に女性たちが家庭内のアンペイドワークで支えてきたしごとを可視化し、適正に評価できる政策・制度につくり変えることをめざしています。
また、横浜市乳幼児一時預かり事業の開始から14年を経て、2023年度、制度は大きく見直され事業の可能性は広がっています。全ては、目の前のひとりの「困った」に寄り添うことから始まり、保育園をすべての子育て家庭に開かれた場にしたいという想いが、事業と運動を継続する原動力となりました。
私たちの次のミッションは、名実ともに地域にひらかれた「みんなの保育園」づくりです。そこに寄せられる多様なニーズを、多様な世代、多様な担い手で受け止められるピッピでありたいと思います。
これらは、全ての事業、現場に通じるミッションです。2023年度も新しい仲間とともに、子育て・介護の社会化にむけて進んでいきます。