SDG’sと保育〜子どもも大人も主体性を発揮しよう〜 第20回定期総会&記念講演会を開催

持続可能なコミュニティづくりをめざそう!
 5月25日、ピッピ・親子サポートネット第20回定期総会を開催しました。2005年に開所したピッピ保育園は、いよいよ2024年度末をもってピッピみんなの保育園へ移転・統合となります。この20年の間に、出生数は109 万人から75万人に激減し、今この時が、少子化を克服するラストチャンスであるとも言われています。
 2023年4月には、こども家庭庁が発足し、こども基本法が施行され、保育・子育て支援は大きな転換の時を迎えています。私たちもまた、全ての子育て家庭に開かれた存在となれるよう、現場で出会う目の前の「困った」に寄り添い、出会いや関わりを豊かに広げていくことを再確認しました。今年度も、地域や社会の課題を自分ごととしてとらえ、視野をひろげ、思考と対話を重ねながら持続可能なコミュニティづくりに向けて活動を進めます。

SDG’sと保育〜子どもも大人も主体性を発揮しよう〜

総会に続き、青木一永さん(社会福祉法人檸檬会 副理事長/大阪総合保育大学非常勤講師)を迎えて講演会を開催しました。

「保育は持続可能な発展の基礎であり、ESD(Education for Sustainable Development/持続可能な開発のための教育)の出発点である。」という青木さんのお話しから、自分の行動がどんな影響を与えるかを考え、行動できる力を育む「ESD」の重要性を学ぶとともに、私たちの保育や介護のあり方を問い返し多くの気づきを得ました。参加型から参画型の保育の実践に向けて、試行錯誤は続きます。