利用者支援をする際の注意点④
こんにちは、ピッピ移動支援事業となりのいえ金子です。
前回コミュニケーションのことをお話ししました。
利用者さんによっては視覚支援が有効だったり、マカトンサインを使用しながらやりとりをする場面があることをお伝えしました。
他にも、「50音ボード」を使って「と・い・れ」と教えてくれる方もいるし医療的ケアのある方では好きな音楽を流すと興奮して心拍数が上がる…という方法でコミュニケーションを図るという話も聞いたことがあります。
日本人と外国人が、お互いに自分の国の言葉しか話さなければ会話になりません。
会話にならないだけならともかく、伝わらないと段々イライラしてきてしまいます。
そうするとお互いの関係性が崩れてしまいます。
利用者さんと支援者でも同じことが起きたりします。
お互いの意思疎通が出来ないと、利用者さんのパニック行動に繋がったり支援者の強引な支援に繋がってしまいます。
なので、お互いが分かる方法でコミュニケーションを図ることが必要になってきます。
海外でも片言で英語を話せば少しは伝わりますし、絵を見せて食べたいものを行きたい場所を示せば教えてくれるかもしれません。
大切になってくるのは利用者さんと支援者とで「共通言語」を作ることです。
お互いが分かりあえる方法(言葉、ジェスチャーやサイン、絵や写真、表情など)を一緒に作って行くことが支援であり、日々の活動や過ごしに繋がるように思います。
また、時には利用者さんの伝えることに対して複数の支援者でも解釈が違う場合もあります。
自分の判断が正しいと思わず、場面・状況を整理して正しく解釈できるとさらに良い関係が築けると思います。
支援者は、たくさん引き出しがあるとそれぞれの利用者さんに合わせたコミュニケーション・支援が出来ると思います。
「ヘルパーがたくさんいて、それぞれがたくさん引き出しを持っている」そんな事業所になれたら良いですね!!