初心を忘れず、変わることを恐れず、しなやかに強かに!第18回 定期総会開催(2022/5/28)

2021年度は昨年に続いて、新型コロナ感染症が社会に大きく影響した1年でした。子育ても介護も人と人が密接に関わる仕事であり、私たちは感染を防ぎつつどれだけ本来の目的にかなう活動ができるか、日々、問い続け工夫を重ねました。

コロナ禍のなかで、社会構造の変化は加速しています。出生率の低下が加速し、子ども子育て施策の第一に挙げられていた待機児童対策は青葉区でも、ほぼ終息したといえます。

2005年に「働いていてもいなくても預かる」をミッションとして掲げ、ピッピ保育園を開所して17年。社会情勢が大きく変わっていく中で、私たちも変化の節目にきています。

ピッピ保育園とピッピみんなの保育園の2025年統合に向けての準備計画は、具体的に動き始めました。そのプロセスにあっても、身近にある保育園や広場が地域の親子支援のハブとして開き繋がること、また産前産後支援ヘルパーなど、アウトリーチ型の親子支援を継続し、必要な人に届けることが私たちのミッションとしても大切なことになっています。

一方、2008年からW.Coみんなを設立し開業したヘルパーステーションみんなのいえは、訪問介護支援事業の経営の困難さから、この事業の廃止を決めました。度重なる介護保険制度の改悪に、志ある小規模な事業所が次々と廃業に追い込まれています。私たちは、この数年間、介護保険制度の改正・改悪の動きに対して改善を求める取り組みを進めてきましたが、困難な状況が増していることは残念です。介護保険事業が今後の在宅生活を支える砦としてどう機能していくか、私たちにも問われています。

変化の節目にあって初心を忘れず、しかし「変わること」を恐れず、今、私たちに必要とされていることにしなやかに強かに取り組んでいきます。