かもしれない…
こんにちは、ピッピ移動支援事業となりのいえ金子です。
夏休みが終わりましたが、まだまだ暑い日が続いています。
それでも、真夏に比べると支援しやすい気候になってきています。
色々な利用者さんと日々関わっています。
写真を撮られて恥ずかしいのかもしれない…
のんびり休憩中かもしれない…
電車待ちしているのかもしれない…
後ろからおじさんに睨まれて動けないのかもしれない…
バスが来るのを待っているのかもしれない…
たくさんの利用者さんと関わる中で日々思うことは、自分たちはどれだけ利用者さんの気持ちを理解できているのか。
言語的なコミュニケーションが多いから気持ちが理解しやすい、少ないから理解しにくい…というわけではなく表情やしぐさ、雰囲気や活動レベル、食事の量、睡眠時間など色々なことから情報をキャッチしながら利用者さんが「今どんな気持ちなんだろう?」と想像する日々です。
自分が好きな絵本で「りんごかもしれない」という絵本があります。
この本は、男の子が普通のりんごを「りんごでないかもしれない」と疑い続ける絵本です。
一般にこういう子がいたら少し困るかもしれませんが、この本のように「~かもしれない」と考えることは支援ではとても大切になってきます。
元気がない利用者さんを前に、「熱があるかもしれない」「お腹が空いてるのかもしれない」「疲れているのかもしれない」など前後の脈略を考えながらひたすら想像します。
赤ちゃんが泣いたときも同様かもしれません。
「ミルクが飲みたいのかもしれない」「トイレに行きたいのかもしれない」「悲しくなってしまったのかもしれない」
このように、「~かもしれない」と考え続ける先に利用者さんの気持ちがあり、そこに触れることが出来るのだと思います。
「自分の今の気持ち」に共感してもらえることは誰にとっても嬉しいはず。
良い人間関係、信頼関係を築く一歩は「~かもしれない」から始まるのかもしれないですね!!