2024年度の卒所生を送る会

放課後等デイサービスでは、小学校1年生から、高校3年生までの方がご利用されています。

小さかった子どもたちが見上げるほど大きくなり、卒所式を迎えました。

手を引くようにして歩いていた子どもたちが・・・

気づけば歩調を合わせながら、共に歩み、学び合う存在になっていました。

12年間を共に過ごせたのは、子どもたちと保護者の皆さんが

いっしょにこの場を育んでくださったからです。

心より感謝申し上げます。

保護者の方からは「当時は、預ける場所がなく大変だった」とうかがいました。

その言葉を聴きながら、12年前を思い出し、子どもたちにとって選択肢や支援の機会が増えたことを改めて実感しました。

ですが高等部を卒業すると、資源が一気に減ってしまうのも今の現状です。

ライフステージが変わっても、支援の輪が途切れることなく、子どもたちが自分らしく楽しめる時間を持ち続けられること、そしてご家族のみなさんが安心して過ごせる環境が紡がれていくように未来をいっしょに描いていけたらと願います。

では、当日の様子です。

卒所式のテーマは「いつものとなりのいえを見てもらおう」

子どもたちの喜ぶ様子を想像しながら大きな木に、たくさんのお菓子やバナナを貼りました。

卒所生の「好きな物を実らせた木」お菓子狩り

実は…バナナが人気。バナナばかり選んでいた子を発見。想像通りで、スタッフもにんまりです。

福笑い(お正月あそび)子どもたちにとっては、いつもの遊び。保護者の皆さんには、子どもたちの過ごしを感じられるゲームです。

その他にも、餅つき風手あそびやもぐらたたきに、シーツそり競争、あひるのダンスなど、保護者の皆さんとの笑顔があふれる時間になりました。

そして、味噌づくりに挑戦です。

味噌づくりには、できた頃に「お味噌汁をいっしょに飲もうね」のメッセージが込められています。

時間をかけて熟成する味噌のように、子どもたちも、新しい未来を歩んでいけるように応援しています。

みんなで、またお味噌汁を飲もうね。