連想ゲーム

こんにちは、ピッピ移動支援事業となりのいえ金子です。

先週より一段と葉が紅葉し、秋らしいさが日に日に増しています。

今日は、岸根公園に行ったり新横浜公園に行ったりしながら過ごしました。

遊具の上に乗ってみたり…

どんぐりや葉っぱを並べてみたり…

心地の良い季節で歩くのにも最適な1日でした!

今日の支援中に、ちょっとした学びがありました。

12時近くになり、お昼ご飯を買いにスーパーに入りました。

利用者さんが、自分の手のひらに何かを書いて要求していました。

よく分からず、紙とペンを用意してみると「て」「てん」「ん」「や」と一生懸命何かを伝えようとしています。

お昼ご飯を購入する前で、何か食べたいものを訴えているのか?

よくわからず、本人の好きなおにぎりと唐揚げを購入しお昼ご飯を食べ始めます。

でも、しきりに「て」「てんてん」「ん」「や」と伝えてきます。

「てんや」と言っているのかな?と思い、

「天丼が食べたいの?また今度食べようね!」と伝えるが、どうやら違う。

本人も伝わらないイライラもあり、こちらも分かってあげられないもどかしさがありました。

「大丈夫だよ!」と伝え続けるも、全然大丈夫ではない…

自分の頭をフル回転して連想ゲームをしながら、「てんや」で本人が伝えたいこと。

もしかして、「でんしゃ?」

「電車で帰りたいの?」と聞くと分かってもらえた安心感なのか急におとなしくなりクールダウンすることが出来ました。

「て」と「ん」を何度も言っているように感じましたが、「てんてん」は「て」の横に付いて「で」になることを伝えたかったようです。

ついつい自分たちは、相手が何を言っているのか分からないとき、相手が怒ってイライラしている時、安易に「大丈夫だよ!」と伝えがちです。

でも、「てんや」と「でんしゃ」全然違うもので、全然相手の言葉を理解できていませんし、全然大丈夫でもない。

このズレを一致出来るように、ヘルパーは本人の事前情報を頭に入れて、前後の脈略から連想ゲームをして、「こうかな?」と本人と会話のキャッチボールをしながら関わっています。

発語だけがコミュニケーションではなく、いろいろな方法で相手の伝えたいことを理解しながらその時間を楽しいものにする。

それがお互い出来たように感じ、利用者さんもヘルパーもルンルン気分で電車に乗って帰路につけました!!

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