移動支援と避難訓練
こんにちは、ピッピ移動支援事業となりのいえ金子です。
気が付けば11月も終わりに近づき12月は目の前…
2023年も残すところ、あと1か月です。
秋らしい雰囲気がまだ残りつつも確実に冬が近づいてきています。
今日は、移動支援と避難訓練について考えてみます。
自分たち世代は、東日本大震災が記憶に新しいですが関東大震災から100年になるそうです。
今日、明日に大地震が来てもおかしくない状況ですがどのくらい地震に対しての意識や準備が出来ているのか。
備蓄、避難場所の確認、連絡手段、帰宅方法など考え出したらキリがないかもしれません。
また、今の世の中はとても便利です。
いつどこでも、スマホやパソコンが使えて効率の良い仕事が出来たり連絡手段に困ることはないです。
しかし、地震が起きればスマホやパソコンは通常通りは使えなくなります。
食事もコンビニに行けば美味しいものが安価で食べられる時代ですが、地震が起きれば食べるものも選べなくなります。
自由で便利な世の中に慣れてしまっている自分たちにとって地震が起きたら…と考えることは考えたくなくて現実逃避している部分があるように感じます。
ただ、支援中に地震が起きたら…
遠出して電車が動かなかったら…
連絡がつかず利用者さんを予定時刻に家に送り届けられなくなったら…
色々な不安が頭に浮かびます。
そんな想定もしながらの支援をしていく必要があると改めて感じました。
炊き出しのカレーと保存水でお昼ご飯にしました。
障がいをもったこどもたちの中には偏食の子が多くいます。
舌が過敏で、味だったり食感で食べられるものと食べられないものがハッキリしていたりします。
こういう機会を使って食べられるものを増やしたり、家では食べないけど学校では食べるなど少しでも順応していく能力はいざという時に役に立つと思います。
利用者さんもヘルパーも美味しくカレーを食べました。
移動支援は、余暇活動・通所支援だけでなくいざという時に役立つことも身に着けることが出来るのかもしれません。
仕事も遊びも大事だけど、『生きていく力』はどんな環境・状況でも必要な能力です。
『生きていく』のに、これがなくちゃ、あれが食べたい、それは嫌だ…そのような意見を受け入れる時ばかりではないかもしれません。
(避難訓練の時・地震を想定して1日生活する)時には利用者目線を外すときがあっても良いのかもしれませんね。