働いていてもいなくても預かる


8月29日 生活クラブ運動グループの「くらしを拓く市民政治講座」で、ピッピ・親子サポートネットの一時保育保育の実践と制度化に向けた運動についてお話しする機会をいただきました。

私たちは、親が働いているかどうかという「保育に欠ける」条件で分断されてきた保育制度を、一時保育という「働いていてもいなくても預かる」という実践を通じて、保育園を地域社会で暮らす「すべての子育て家庭にひらかれた場」 にしたいと考え積極的に一時保育の受け入れを行ってきました。

ピッピ・親子サポートネットの設立後、最初に開所したピッピ保育園は認可保育(定員30人)のほか、定員15人の一時保育を実施していましたが、一時保育は常にキャンセル待ち状態で、あらためてニーズの高さを実感しました。
「保育制度の格差、受け皿の不足をなんとかしたい、理由を問わない一時保育を公的な制度として広げたい」と、データと現場の声を携えて、行政にも積極的にアプローチを続けてきました。 

私たちの提言と現場の実践は、具体的な制度改革として実を結びました。それが「横浜市乳幼児一時預かり事業」です。2008年、青葉区でパイロット事業がスタートし、認可外保育施設における「理由を問わない一時預かり」が初めて制度化されました。ピッピ・親子サポートネットでも、この制度を活用して、「一時預かりのお部屋ここ・はっぴぃ」を運営しています。その後も政策提言を続け、利用料の見直しや各種減免制度、加算制度が創設されていきました。

2026年4月からの本格実施を迎えた「こども誰でも通園制度(乳幼児等通園事業)」についても、私たちはこれまでの一時保育の枠組みを活用しながら取り組んでいます。
だれでも通園制度は、私たちが「働いていてもいなくても預かる」と訴え続けてきた理念に重なります。しかし、課題もあります。

未だ実践から制度をつくる真っ只中にいます。これからも地域親子園をめざして活動していきます。

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