W.Coミズ・キャロットさんと語り合う
1月29日、青葉区すすき野に拠点をおき、安全でおいしいお弁当を提供されているワーカーズ・コレクティブ(W.Co)ミズ・キャロットの西脇直子さんを迎えて、「食でつながる」というテーマでお話いただきました。

起業から40年。地域の様々なニーズに対応しながら活動を広げて、現在のミズ・キャロットさんの事業は、「お惣菜、仕出し、地域サービス、配食、スポット事業」の五つの分野に広がっています。
例えば、地域の公立中学校への昼食弁当配達や、生活クラブと共同で取り組む夕食配食事業、地域祭への出店、そしてピッピ親子サポートネットとコラボした保育園の夕暮れ弁当配達など複数の取り組みを展開されています。(中学校への昼食弁当配達事業は、横浜市の中学校完全給食の移行に伴い2026年3月で終了予定)

ピッピみんなの保育園の河井知子園長からも、ピッピ夕暮れ弁当販売の取り組みを報告。夕暮れ弁当は、月1回、ミズ・キャロットさんに保育園にお弁当を配達してもらい、保護者がお迎え時にお弁当を持ち帰ることができるという仕組みで、補助金も活用し1個300円で提供しています。利用者アンケートでは、多くの家庭がお弁当の味や価格について満足しており、購入理由として家事の負担軽減や子どもとの時間の質向上があげられています。2024年度の第1回販売から2025年までの11回目の販売を合わせると、注文世帯数が延べ222世帯、注文個数は延べ595個になりました。
その他にも食に関わる活動として、法人内各事業所のフードドライブや連携団体から寄贈される食品を約40世帯の家庭と分け合うピッピのフードパントリー「フードシェア*いちがお」の活動があります。ボランティアスタッフからは、フードシェアを学ぶ小学校への出前事業をきっかけに地域の小学生とのつながりが生まれていることが紹介されました。
さらに、2023年10月から開始されたピッピ夕暮れ食堂(月1回開催)の活動も共有。毎月参加している「常連さん」でもある調理スタッフからは、子どもの食習慣の改善や友だちやその家族との交流にもつながる楽しい時間を過ごしいる様子が語られました。
すすき野地区にお住まいで長年ミズ・キャロットさんの惣菜も利用されている方は、生活クラブの組合員の願いを受けてミズ・キャロットさんが惣菜販売にチャレンジされたことや、地域の高齢者や困難な状況にある方たちにとって欠かせない存在であると話されました。
ミズ・キャロットさん、そしてピッピみんなの保育園をはじめとしたピッピの各事業所では、素性確かな安心・安全な食材を求めて生活クラブ生協の消費材を使っており、そこへの信頼も大きいということも再確認できました。
参加者からは、「どうやってレシピを開発しているのですか?」「栄養計算やコスト管理、試食はどんな風に?」という質問も。ミズ・キャロットさんは、ワーカーズとして一人ひとりが経営に責任を負って長い年月の間にワーカーの世代交代を進めながら、時代に合わせた味やメニューの変化も受け入れ、何度も何度も話し合いを重ねてきたそう。だから、そんなに簡単に答えはもらえませんでした。(笑)
意見交換のあとは、ミズ・キャロットさんのお弁当と夕暮れ食堂定番の具だくさん味噌汁を試食。彩り良く一つ一つのおかずの味が楽しめる安心のお弁当を食べながら、「この味付けは…」とさらに質問が飛び交います。

「地域でつながる」を考えた時に、人々の毎日に欠かせない「食」を入り口にすることでいろいろな可能性が見えてきます。これからも食を通じたつながりを大事に活動を進めていきたいと思います。

