小規模保育における子育て支援を考える~新澤拓治さんを迎えて
11月9日、全国小規模保育協議会横浜連絡会主催の研修がありました。
講師は、練馬区子ども家庭支援センター所長の新澤拓治さん。
新澤さんが最初に作られた保育園は、近所の親子が日常的に、保育時間中にも出入りする保育園だったと、ご自身の保育の仕事の原点を話されました。
保育の現場では、「子どもの最善の利益」を保証することはもちろんのこと、養育者への子育て支援も大切なテーマです。
新澤さんからは、
保育園がどういうミッションを持つかが大切、
保育園は育児に関わる社会資源の宝庫、まるごと子育て支援センターである
養育が困難な家庭に出会ったとき、ケースワークの切り札は「保育園入所}・・保育園で受け止めることが最大の子育て支援、、
などなど、たくさんのキーワードが出されました。
小規模保育は、0歳から2歳までのお子さんを定員6人から19人まで受け入れる、小さな保育園です。
乳児から2歳までは他者とのかかわりを始めて持ち、その中で自我が形成されるなど、こどもの発達にとって極めて重要な時期、この時期の保育の在り方はその後の成長や社会性の獲得にも大きな影響を与えると考えられています。また小規模であるがゆえに養育者の方たちとのコミュニケーションの時間もゆっくりとれて「共に育てる」保育を大事にすることができます。
そんな保育に、今、子育て中の方たちに触れてもらう機会を、もっと作らなければ、、
研修で得たたくさんの気づきを、日々の実践に生かしていきたいと思う研修でした。