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12月10日、ピッピ・親子サポートネットの公開講座「どう考えたらいいの?子どもの健康と予防接種」を開催しました。
講師は、八王子診療所のお医者さんとして日々子ども達の健康に関わるとともに、「ちいさいおおきいつよいよわい」編集代表であり「はじめてであう小児科の本」など著書も多数ある山田真さんをお呼びしました。
当日は、子育て・孫育て中の方達、そして保育や子育て支援に関わる人たちが集まり、定員60人が満席となりました。

現在、予防接種は生後まもなくから過密なスケジュールが組まれています。
保護者は生後2~3か月の小さな身体に、こんなに打っても大丈夫?副作用はないのかしら?と不安になりつつも「病気になったらいけない」と思う親心で流れにのってしまうという声を聞きます。
元気な時に一度に打っておいた方がいいと勧められ両手両足に接種ということもよくある話とのこと。予防接種のメリットデメリットや効果はいつまでもつのか、打たないとどんな問題があるのかについて疑問を持つ暇もなくどんどん受けてしまうことになります。

山田先生は、子どもの時期にかかりやすく重大なことになりやすい感染症、たとえば天然痘やポリオなどは、ワクチンのおかげで、現在ほぼ消滅した病気であることを挙げ、全ての予防接種を否定するのではなく「僕の孫だったらね」という分かりやすい語り口で、今、薦められる予防接種と不要なものについて、理由も交えて話してくださいました。

人は自然にかかる病気で免疫力をつけ、病気になっても耐えることのできる力がついていく。
赤ちゃんは生まれたときには無菌状態、お母さんの産道を通ってくる時から様々な「菌」の洗礼を受け、育つ中でも、赤ちゃんはいろんなものをべろべろなめて遊ぶ中で腸内細菌の種類を増やしていく。そうやって人間の身体が出来ていること。人間が長い間かかって病気への耐性を作って来たのに対し、予防接種は人工的にわざわざ病気のウイルスを身体に入れて耐性をつけようとするもの。

山田先生は、予防接種の副作用は、全て解明されている訳ではないということ、リスクと効果の両方を知った上で選ぶべきであること、しかし実はリスクの方がはっきり分かっていない、証明されにくい状況と話され、今の過剰な状況には警鐘をならされました。

参加された方たちのアンケートからは、予防接種は慎重に選びたい、先生のお話で予防接種の見方が変わった、もっと知りたいと思ったなどの声を、いただきました。
これからも機会を捉えて学習の場を持っていきたいと思います。

*山田真さんの講演の動画